浦和レッズが第三者割当増資を実施へ


浦和レッズが増資を発表


浦和レッズ社長が増資発表 「三菱と地元企業の支え、心強い」

浦和レッドダイヤモンズの運営会社は1日、第三者割当増資を実施すると正式発表した。同日の取締役会で三菱重工業が3割強出資することも承認した。地元企業からも出資を募る方針を表明。増資では、既存の3200株に加え、新たに最大800株を発行。調達額は数千万円規模とみられる。調達資金はクラブハウスの改築など選手の練習環境の整備に充てる。

増資来ましたね。増資の調達分は浦和レッズに入ります。調達額は数千万円規模なので大したことないですが、地元の出資企業を募るとのこと。

この資本増強の意図は、重工の持ち株を増やすことでしょう(記事では3割強と書かれている)。先日発表された自工と重工の共同出資会社「ダイヤモンドFCパートナーズ」の設立からは、自工がレッズに一枚噛んでいたい意向をひしひしと感じます。これは持ち株会社で所謂ホールディングスです。ここに株券をプールするので、重工の持ち分+自工の持ち分。自工一色からは脱却しましたが今まで以上は三菱色は強くなりました。レッズにしてみれば赤やダイヤモンドを捨てる気はさらさら無いであろうし、三菱グループでの安定支配がクラブへの悪影響につながらない限りは問題にはならないでしょう。

理想は市民クラブかもしれませんが、理想は常に経済観念と対立します。資本主義社会に生きるには理想と現実のバランスを取ることが重要です。今回の件の落としどころとしては十分ではないでしょうか。

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