「ペトロの試合はフィンケの試合より熱いのか?」 時間帯別得失点での考察

2011年時間帯別得失点(浦和は18試合消化時点)
2010年時間帯別得失点
※()内はアディショナルタイムでの得点/失点
2009年時間帯別得失点

Jリーグ得失点数平均 累計/前半/後半/75分以降
2011年 24.3/9.7/14.5/6.1
2010年 45.2/18.9/26.3/11.2
2009年 43.9/19.2/24.7/10.1

Jリーグ得失点割合 前半/後半/75分以降
2011年 40%/60%/25.2%
2010年 41.8%/58.2%/24.7%
2009年 43.7%/56.3%/22.9%

浦和レッズ得点数 累計/前半/後半/75分以降
2011年 21/5/16/8
2010年 48/19/29/11
2009年 43/19/24/13

浦和レッズ得点割合 前半/後半/75分以降
2011年 23.8%/76.2%/38.1%
2010年 39.6%/60.4%/22.9%
2009年 44.2%/55.8%/30.2%

浦和レッズ失点数 累計/前半/後半/75分以降
2011年 19/8/11/5
2010年 41/14/27/13
2009年 43/21/22/7

浦和レッズ失点割合 前半/後半/75分以降
2011年 42.1%/57.9%/26.3%
2010年 34.1%/65.9%/31.7%
2009年 48.8%/51.2%/16.3%

集計してみました。
リーグ集計の得失点は表裏一体なので、同じ割合になります。
あくまで目安として。
チームは得点、失点の時間分布の割合と数を出してあります。
出発点は、「ペトロの試合はフィンケの試合より熱いのか?」の問いです。
善し悪しは一度置いといて(笑)、
昨年より今年のほうが盛り上がる(胸が熱くなる)展開が多いとの意見から
数字を見てみたくなりました。

まず、ペトロ。
総得点は平均より少ないです。
そして分布をみると明らかなスロースターター。
平均分布と比べると、後半、終盤に得点する傾向が強いです。
たぶんここらへんが盛り上がる要因かも。
失点分布に関してはリーグ平均とあまり変わりません。
ちなみに順位は12位です。

そして、フィンケ。
フィンケは2年分です。
まず2009年。
得失点数ともリーグ平均と差がなく43。
得点分布も大きくは変わりませんが、
終盤の得点割合は平均より高く、
失点割合は平均より低いです。
これを見て思い浮かぶのは、闘莉王です。
終盤でのパワープレー、あるいは最後の砦となり
数字として出ている様に思います。
続いて2010年。
得失点差+7でどちらも平均より良いのですが
失点分布をみると明らかに後半、そして終盤の弱さを
露呈しています。
前半から飛ばすので、失点は少ないですが
前半の得点割合は平均並といったところ。
それが後半に祟っている感じの数字です。
年間の順位は
得失点±0の2009年が6位、
得失点+7の2010年が10位です。
粘り強い2009年、
勝負弱い2010年といった感じでしょうか。

結論として。
リーグの得失点傾向としては
やはり後半から終盤に向かうほど多くなります。
やばい、結構飽きてきました(笑)
今年は、胸をすくような元気のスーパープレーや柏木の美技、
マゾーラの変態プレーなど、何か昨年には無い個性が際立っています。
ただ、昨年は切り札不在だったなとも思っています。
まあ楽しそうなので、降格が近づかないよう祈りながら
楽しむのも一興かなと思ってます(笑)



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