負けた記憶が僕らをまた強くする

鹿島は勝ち続けることで強豪となった。

浦和は負け続け、それでも王者となることで強豪と呼ばれるようになった。

出自が違い、存在が違う。

順位も違い、優勝を目指す鹿島とリーグ4位を目指す浦和の試合は
それでもリーグ屈指の強豪同士を証明する素晴らしい試合だった。

手に汗を握る程の緊張と興奮は、
互いに好敵手であることを認め合い、
タイトルの懸かったゲームでなければ味わえない。

そして鹿島は優勝に相応しいチームであることを証明してみせた。

勿論、悔しいけれど、今言わなければいけないのはこの一言。



リーグ三連覇の偉業に素直に敬意を表したいと思います。

おめでとうございます。




浦和は、今出来る限りの試合をやった上で敗れた。
勝つ為に足りない何かを痛感し、
それでも開幕戦からの成長を垣間みることも出来た。
前節敗れた京都戦は今期一番圧倒した試合でもあった。

負けて強くなった。
負け続けてもプライドを捨てずに戦ったからこそ強くなれた。


負けた記憶が僕らをまた強くする。