リーグ開幕2連勝に続く久方ぶりのACL勝利。最高とは言えないまでも、内容と結果も伴っている。この試合は何よりターンオーバーが成功したことが大きい。攻守の要のボランチで那須、左アウトサイドで関口を起用し成功したことで、ACLを獲った時でさえ実現しなかったターンオーバーが現実味を帯びてきた。時間限定のスペシャリティーとしてのサブではなく、スタメンとして計算が立つカードを多く持てることで過密日程に対応できるとともに試合開始前から相手の対策に対して優位性を保てる。バックライン3枚+阿部に関しては今のところ1度も替えていないため対応も必要になりそうだが、坪井の復帰待ちといざという時の山田暢久ということなのだろう。逆に言えばミシャの理想に叶うバックラインだからこそ可能な限りいじらないとも言えそうだ。
昨年、無敗でタイリーグ王者になったムアントンに力の差を見せつけた事は大きい。浦和のような規模のスタジアムでヨーロッパに負けない雰囲気を作り出せるサポーターや観衆はアジアにはいないだろう。今日は平日の夜ということもあり動員はJリーグ戦の半分にも満たなかったが、ACL初出場のムアントンの選手が平常心でいられないほどのプレッシャーがあったことが退場者を出したことからも窺える。このホームの利を最大限生かせるからこそACLは面白い。チームだけが戦うのではない、文字通りサポーターを含めた“クラブ同士の戦い”なのだ。
オーストラリア主審の笛は軽い接触でも笛を吹いていた印象があり、選手もそれを考慮しながらリーグのような厳しい当たりは控えているようだった。にも関わらず、ムアントンのヨカノビッチ監督が試合後のインタビューで
ジャッジや相手チーム、退場などの関係もあってか、Jリーグに比べるとスピーディーさに欠けたもっさり感のある試合ではあった。そう思えるほどリーグのレベルが高いとも言えるのだろう。それは試合後の永田のコメントからも窺える。
4試合終えて思うのは、森脇の貢献の大きさだ。馴染むのは予想出来たとはいえ、長年このチームでプレーしてきたかのようだ。彼の加入でビルドアップの精度が上がったことがポゼッションに大きく寄与している。槙野、阿部、永田、森脇。全員代表経験者であり、J随一の攻撃的なバックラインだ。チキタカするには申し分ない。
セットで呼んでみては如何ですか、ザッケローニさん。
昨年、無敗でタイリーグ王者になったムアントンに力の差を見せつけた事は大きい。浦和のような規模のスタジアムでヨーロッパに負けない雰囲気を作り出せるサポーターや観衆はアジアにはいないだろう。今日は平日の夜ということもあり動員はJリーグ戦の半分にも満たなかったが、ACL初出場のムアントンの選手が平常心でいられないほどのプレッシャーがあったことが退場者を出したことからも窺える。このホームの利を最大限生かせるからこそACLは面白い。チームだけが戦うのではない、文字通りサポーターを含めた“クラブ同士の戦い”なのだ。
オーストラリア主審の笛は軽い接触でも笛を吹いていた印象があり、選手もそれを考慮しながらリーグのような厳しい当たりは控えているようだった。にも関わらず、ムアントンのヨカノビッチ監督が試合後のインタビューで
「浦和のやり方は強いという印象がある。フィジカルが強くて、速い」と語っていることからも、力の差がうかがえる。試合序盤、相手のレイト気味のタックルが多かったのは単に付いていけなったからだろう。ただ10番の選手や外国籍選手などはボールの扱いやドリブルはうまく、技術の差というよりチームの質の差が大きかったように思う。試合全体としてみれば意外性のあるプレーは少なく、元気の裏へ抜け出しからのオウンゴールぐらいだろうか。相手の退場に良い思い出がないので不安がよぎったが、セオリー通りの大量得点と勝利で払拭してくれた。最後のカウンターからの失点は頂けないが、よく走り中二日の疲れもあったのだろう。堅守へのこだわりがあるため、相手より多くゴールを決めるスタイルをうまく飲み込めないのが浦和人のサガなのかも知れない。
ジャッジや相手チーム、退場などの関係もあってか、Jリーグに比べるとスピーディーさに欠けたもっさり感のある試合ではあった。そう思えるほどリーグのレベルが高いとも言えるのだろう。それは試合後の永田のコメントからも窺える。
「今日のプレーはあまり参考にならない。リスペクトはしているけど、あまりレベルの高いチームではなかったので。うちに対して攻めてやろうという感じもなかったし、やっていて非常に楽だった」天然とは罪である。
Q:浦和を研究している感じはあったが?
「始めはちょっとあった。だいぶ引いていて、ほとんどボールを取りに来なかった。うちに対しては他も似たようなことを考えてくるけど、他のJリーグのチームではこんなことにならない。もっと賢いと思う」
4試合終えて思うのは、森脇の貢献の大きさだ。馴染むのは予想出来たとはいえ、長年このチームでプレーしてきたかのようだ。彼の加入でビルドアップの精度が上がったことがポゼッションに大きく寄与している。槙野、阿部、永田、森脇。全員代表経験者であり、J随一の攻撃的なバックラインだ。チキタカするには申し分ない。
セットで呼んでみては如何ですか、ザッケローニさん。
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