広島戦所感−オーバーワークし過ぎないフィンケ−

ビッグアーチでの広島戦。

左サイドバックに平川を起用し
センターを啓太と暢久、トップ下に柏木。
ゼリコは度重なるミスからの失点に手を打った。
相手が2位の広島というのももちろんあったと思う。
これが大正解となる。

ちなみにリーグ戦無失点は名古屋戦以来で
無失点試合は2試合目。

感覚的なポゼッション率は、前半6:4、後半7:3ぐらい
(スタッズを調べていないのであしからず)
広島はリトリートして攻める浦和の背後を狙う意図があったのだろう。
しかし浦和はセンターハーフは無闇にあがらずにケアしたことで
かたい試合となる。
確かに決定的チャンスは決して多くはなかったが
アウェイで相手より倍以上だったシュート数は
この試合を支配していたことを表している。

個人的には今シーズンベストの試合だった。
(名古屋戦は名古屋自体の不調があったため
引き合いに出すには不十分である。)

守備の堅さは必要で、これがあれば計算が立つ。
その上で試合を実質支配したのだから
状態は上向きだと捉えている。

前線での流動性は許容し、
後ろのポジションブレイクを控え、
セカンドボール、カウンターに対処する。
バランスが取れ大崩れする可能性は低い。
柏木もやり易いだろうし、
直輝もこのシステムで活きてくるだろう。
オーバーワークし過ぎないフィンケとでも言おうか(笑)
極端な流動をするよりリスクマネージメントし易く
前線のタレントも揃っているため嵌れば面白い。
ただし、1トップのエジミウソンの孤立と
シュート数の少なさは気掛かりでもある。

残念ながら降格圏内ではあるが
光が射してきたのではないだろうか?

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