代表に垣間見た理想とアドリエ・ボヘルス コーチ

アジア杯　日本対サウジアラビア　を観た。
結果は５−０。
相手との力量差もあるが
ザッケローニの作る若き日本代表はとても魅力的だ。
基本技術に優れ、戦術を忠実に実行し、
弱点である体の小ささはアジリティとスピードに還元される。

この試合を観て、面白いと思った。
フィンケがこれを目指していたかは分からないが、
浦和が求めたのはこういった試合なのではないか。

浦和との違いはもっと縦に速いということ。
しかし急ぎ過ぎることはなく、コンパクトに陣形を保ち、
フォローを絡めながら崩していく。
感心したのはボランチからトップに当てる縦パスの正確さとスピードだ。

敵味方が密集するエリアに迷いなく縦パスが入り、
トップの選手もうまくトラップするか、ワンタッチで捌く。
この出し手と受け手の技術で既に勝負は見えていたような気がする。

長谷部、遠藤は素晴らしい仕事をした。


さて、浦和レッズは新体制でのスタートとなる。
ペトロヴィッチ新監督とアドリエ・ボヘルス コーチが来日した。
マルシオ・リシャルデス、永田充、青山隼、原一樹を補強。
ゲームメイカー、CB、CMF、FW、と必要なピースを獲得出来たと思う。

ペトロは古巣RKCで１年の監督経験とヨーロッパ強豪クラブでのコーチ経験がある。
しかし噂は芳しくない。

フィンケの挑戦がうまくいかなかったのは、
フライブルグ時代の右腕であったコーチを引っ張って来れなかったことが
原因の一つにあると思っている。

だからペトロが引っ張ってきたアドリエ・ボヘルス コーチが気になっている。
Adri Bogers

ライカールトがバルサの監督で成功を収めたのは
戦術家のテン・カテをコーチに引き入れたからだ。
ライカールトは名前と象徴であり
ブレインはテン・カテであった。

果たしてブレインは誰であろうか？