「好きにならずにいられない」VOLKER FINKE新監督就任会見
オフィシャルより抜粋
このクラブは非常に特別なクラブだからです。
多くのサポーターが最後まで結束して応援をしていて、非常に感銘を受けたということです。
私がヨーロッパで身につけたプロフェッショナルなサッカーというものをこのクラブに還元したい。
ドイツやヨーロッパからもオファーがありましが、
自分がやりたいという好奇心をここまで持たせてくれたクラブは浦和レッズでした。
浦和に関わる人は何故かこのクラブに魅了されてゆく。
最終節大敗後のセレモニーはとても浦和らしく、
そして特別な時間だった。
岡野、内館両選手の最後の挨拶は浦和への愛が溢れていて、
ゲルト監督含め彼らを労うサポーターの拍手でスタジアムは埋め尽くされた。
不甲斐ない成績で終わったシーズンを、
信じられない大敗を喫した試合後に、
こんなに素敵に締めくくれるクラブはあるだろうか?
二人の背番号のビジュアル以外、派手な演出など何もなかったのにである。
「ヨーロッパと比べると試合のリズムの緩急が少ない」
フィンケがドイツ紙に語ったJリーグの印象です。
ヨーロッパだけでなく、
Jリーグのブラジル人選手などもよく口にするフレーズです。
日本サッカーの戦術の幅の無さと言うか、
例えばポゼッションであっても攻撃的な側面ばかりで
守備的なポゼッション(守備時間を短縮するなど)で捉える事が無かったり、
自分たちのサッカーの規律を徹頭徹尾守ってしまうなど、
戦況への対応力の無さを指摘しているのかと思います。
藤口代表が何度も ボールも人も動くフットボール と口にしてますが、
オシムサッカーをメディアが安易にキャッチフレーズ化したものを
目標と言われても、フットボールは人とボールが動かないと成り立ちません。
求めるべきは試合をアクティブに動かしていく、
そのやり方をクラブカラーとする事かなと思います。
リアクション イコール パッシブ という事ではなくて、
今年の大分はアクティブにリアクションサッカーを
やっていたからこそ結果が出たのだと思います。
浦和がコンビネーションサッカーを指向したとしても
多くのドリブラーがいるので活用するでしょうし、
要はどうやってチームがゲームの主導を握るか、
握れない場合どうやってそれに対処するのか、
それが出来たときに
トータルフットボールの片鱗が見えるのかなと思います。
まだ多くを語らないフィンケですが、
熱意は本物ではないでしょうか?
このクラブが「好きにならずにいられない」ほど本物であるならば、
そのサッカーも「好きにならずにいられない」ほど本物であってほしい。
そう願います。
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